吉川久子さん、「こころに残る美しい日本のうた 智恵子抄の世界に遊ぶ」。
昨日は横浜みなとみらいホールにて、フルート奏者・吉川久子さんのコンサート、「こころに残る美しい日本のうた 智恵子抄の世界に遊ぶ」を聴いて参りました。 とてもいい演奏会でした。 もちろん吉川さんの演奏がメインで、曲間に吉川さんご自身が『智恵子抄』収録詩の朗読をなさったり、光太郎智恵子についての解説をなさったりという構成でした。 曲目は以下の通り。...
View Article嵐山光三郎氏『文士の料理店』。
新刊です。正確に言うと、平成22年(2010)にハードカバーで刊行されたものの文庫化ですが。『文士の料理店(レストラン)』 嵐山光三郎 新潮文庫 https://www.shinchosha.co.jp/books/html/141911.html...
View Articleいただきもの。
光太郎関連でいろいろといただきものがありまして、ありがたい限りです。ご紹介させていただきます。文芸誌『虹』 第4号 連翹忌にもご参加下さっている詩人の豊岡史郎氏主宰の文芸雑誌です。 光太郎関連として豊岡氏の「高村光太郎論 詩集『典型』」、同じく「<ある日 ある時> 荻原守衛と安曇野」が掲載されています。 「高村光太郎論...
View Article千葉県立美術館移動美術館。
閲覧数が15,000を超えました。ありがとうございます。 さて、千葉市立美術館では「彫刻家高村光太郎展」開催中ですが、千葉には市立でなく県立の美術館もあります。ただ、耐震改修工事のため、今年1月から再来年3月まで閉館中。 そこで、同美術館では収蔵作品のうち、主だったもので移動美術館を開催することになりました。例年も行っているそうですが、例年より多くの会場で行うとのこと。...
View Article十和田湖。
【今日は何の日・光太郎】 7月4日 昭和29年(1954)の今日、十和田湖畔の裸婦像のモデルを務めた藤井照子が結婚の報告に訪れました。 十和田湖畔の裸婦像。顔は智恵子の面影、とよくいわれますが、制作に際してはモデルを使っています。 左は昭和28年(1953)10月21日、十和田湖での除幕式で撮影されたものです。 右が光太郎、左がモデルを務めた藤井照子。久しぶりの再会を喜ぶショットです。...
View Article「詩人三田循司に光」。
岩手から入ったニュースです。詩人三田循司に光 詩歌文学館 小説家の太宰治らと親交があった花巻市出身の詩人三田循司の書簡やノートなどの遺品が3日、親族から北上市本石町の日本現代詩歌文学館に寄贈された。同館は若くしての戦死が惜しまれた岩手の詩人の作品に光を当て、太宰をはじめとする文人との交友を物語る資料として保管し、研究に役立てる。...
View Article明治古典会七夕古書大入札会・一般下見展観。
昨日、神田の東京古書会館で開催中の明治古典会七夕古書大入札会の一般下見展観に行って参りました。 古代から現代までの希少価値の高い古書籍(肉筆ものも含みます)ばかり数千点が出品され、一般人は明治古典会に所属する古書店に入札を委託するというシステムです。毎年、いろいろな分野のものすごいものが出品され、話題を呼んでいます。...
View Article「高村光太郎生誕130年記念 駒込千駄木林町の詩人高村光太郎と鷗外」。
一昨日、神田の古書会館に行ったついでに、千駄木の森鷗外記念館にも足を伸ばしました。 現在、同館では企画展「鷗外と詩歌 時々のおもい」を開催中です。その中の「ミニ企画」として「高村光太郎生誕130年記念 駒込千駄木林町の詩人高村光太郎と鷗外」というコーナーが設けられています。...
View Article講演「ひとすじの道―光太郎研究を回顧して―」。
千葉市美術館において開催中の企画展「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」の関連行事としての講演「ひとすじの道―光太郎研究を回顧して―」、つつがなく終了しました。 ご来場下さった皆様、ありがとうございました。 150名定員のところ、140名ほどのお申し込みということで、抽選にはならず良かったと思いました。せっかくお申し込みいただいても抽選ハズレでは申し訳ありませんので……。...
View Article花巻市『花日和』夏号。
一昨日の千葉市美術館での講演会においで下さった宮城在住の朗読家・荒井真澄様から花巻のお土産をいただきました。先日、花巻に行かれたそうで、現地で手に入れられたものをお持ち下さいました。ありがたいことです。 『花日和』夏号(2013/6)。花巻で発行されているタウン誌のようなものです。 この中に「シリーズ先人紀行 高村光太郎」3ページ掲載されています。...
View Article楽譜作成ソフト。
先週、隣町・成田でパソコンの楽譜作成ソフトを購入してきました。 当方が年2回刊行しています冊子『光太郎資料』の中に、光太郎作詞だったりする歌曲等を紹介する項があり、そのために必要だからです。...
View Article松本民之助作曲「わが大空」。
昭和12年(1937)に作られた光太郎の詩に「わが大空」というものがあります。 わが大空 こころかろやかに みづみづしく あかつきの小鳥のやうに 胸はばたき 身うちあたらしく力満つる時 かの大空をみれば 限りなく深きもの高きもの我を待つ ああ大空 わが大空 こころなやましく いらだたしく 逃げまどふ狐のやうに 胸さわだち 身の置くところも無きおもひの時 かの大空をみれば...
View Article高村智恵子「くだものかご」 アートについて話そう!
千葉市美術館で開催中の企画展「生誕130年 彫刻科高村光太郎展」。おかげさまで好評をいただいているようです。 新聞各紙などでもご紹介くださっています。 『朝日新聞』さんのサイト【朝日新聞デジタル】で、「彫刻家・高村光太郎展」という記事が載っています。ただし、全文を見るには会員登録が必要です。...
View Article佐原の大祭・夏祭り。
昨年の今頃もブログに書きましたが、昨日から当方の暮らす千葉県香取市佐原地区で「佐原の大祭・夏祭り」が行われています。http://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041/6078650.html 巨大な人形を冠した10台の山車(だし)が江戸風情の残る佐原の町を練り歩いています。...
View Article福島川内村・天山祭り。
昨日は、第48回天山祭りにお招きいただき、福島川内村に行って参りました。川内には昨秋の心平忌日「かえる忌」でお邪魔しましたが、天山祭りへの参加は今回が初めてでした。 原発事故による全村避難は昨年解除され、帰村宣言が出されましたが、まだ帰れない村民の皆さんも多く、また、村へ向かう道路もまだ復旧工事中の箇所もありました。ただ、復興への歩みはゆっくりながらも進んでいるようです。...
View Article蛙。
一昨日、福島県川内村の草野心平を偲ぶイベント「天山祭り」に行って参りました。今日も川内村ネタで行きます。 もともと草野心平と川内村の縁は、蛙。蛙をモチーフにした詩をたくさん書いた心平が、樹上に産卵するというモリアオガエルに興味を持ち、その生息地である川内村を訪れたことに始まります。...
View Articleメリーさん~天山祭り報道。
そろそろ次のネタに行こうかと思っていましたが、ニュース検索を見ていたところ、先日の川内村天山祭りについて報道がありましたのでご紹介します。 帰還2年目「天山祭り」 川内で開催、喜びかみしめ 川内村名誉村民で「カエルの詩人」として知られる草野心平を顕彰する村恒例行事第48回「天山祭り」は13日、同村で開かれ、参加者が心平をしのぶとともに、原発事故前と同様に村で行事を行えることへの喜びをかみしめた。...
View Article福島小野町・丘灯至夫記念館。
昨日までのブログで福島・川内村天山祭りについて書きましたが、川内村に行く前に、同じ福島の小野町にある「丘灯至夫(としお)記念館」に行きました。 川内村と同じく、磐越自動車道の小野ICで下り(川内村は、本来、常磐自動車道の常磐富岡ICで下りるのが早いのですが、原発事故のため常磐自動車道は事故から2年以上たった今も広野IC~常磐富岡IC間が通行止めです)、車で5分ほどの場所です。...
View Article新潟よりいただきもの。
現在、千葉市美術館で開催中の企画展「生誕130年 彫刻家高村光太郎展」。そのポスターやチラシには光太郎の木彫「蟬」が使われています。 今回、「蟬」の木彫は3点展示されており、ポスター等に使われているのは、便宜上「蟬3」というナンバーが降られています。こちらは高村家の所有です。...
View Article「百合がにほふ」。
朝と夕方、愛犬(柴犬系雑種・9歳)の散歩をしています。やけに暑い日は涼を求め、雨の日は多少なりとも雨を避けるため、裏山を歩くことがあります。戦国時代には山城があったという小山で、舗装されていない山道があり、ちょっとした森林浴気分が味わえます。 裏山の一角にヤマユリが群生している場所が二カ所ほどあり、このところ満開です。香りも強烈です。 さて、例によって…… 【今日は何の日・光太郎】...
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