花巻レポートその3(賢治祭スピーチ)。
9/21、岩手花巻での、「賢治祭パート2 《追悼と感謝をこめて》」にてスピーチを仰せつかり、語った内容を記します。題して「宮沢賢治と高村光太郎」。光太郎は、昭和20年(1945)から27年(1952)にかけ、足かけ8年を花巻町及び郊外太田村で暮らしました。その間、毎年のように賢治祭に参加、やはり講話を行いました。その機縁は、宮澤賢治の存在を抜きには語れません。...
View Article【高村智恵子生誕130年記念事業】原節子主演「智恵子抄」フィルム上映会レポート。
昨日は智恵子の故郷・福島二本松で開催された「【高村智恵子生誕130年記念事業】原節子主演「智恵子抄」フィルム上映会」に行っておりました。午後3時からと6時からの2回上映のうち、1回目の方で観覧して参りました。会場は智恵子生家にほど近い、安達文化ホール。開演30分前には、長蛇の列。入場無料ということもあったと思いますが、多くの皆さんがお集まり下さいました。それぞれ400枚ずつ配布された2回上映の整理券...
View Article東京ステーションギャラリー「動き出す!絵画 ペール北山の夢―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち―」レポート。
先週、岩手花巻での、「賢治祭パート2 《追悼と感謝をこめて》」からの帰り、東京駅丸の内口の東京ステーションギャラリーさんに寄り、企画展「動き出す!絵画 ペール北山の夢―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち―」を拝見して参りました。同館には、一昨年、「東京駅開業百年記念...
View Article智恵子の生家二階限定公開/智恵子実物紙絵展示公開。
智恵子の故郷・福島二本松で恒例となりつつあるイベントです。 智恵子の生家二階限定公開期 日 : 2016年10月8,9,10,15,16,22,23,29,30 11月3,5,6,12,13,19,20,23時 間 : 午前9時~12時 午後1時~4時場 所 : 智恵子の生家 二本松市油井字漆原町36料 金 : 一般410円 団体360円 小・中学生 200円...
View Article福島二本松「智恵子講座2016」。
智恵子の故郷・福島二本松ネタが続きます。やはり生誕130年ということで、いろいろ企画されており、ありがたいことです。こちらは毎年行われている市民講座です。主催は「智恵子のまち夢くらぶ」さん。当方も何度か講師を仰せつかりました。昨年からの通しで「高村智恵子に影響を与えた人々」がテーマ。昨年、第4回までが行われ、今年は第5回からのカウントです。 智恵子講座2016第5回 「セザンヌとポスト印象派」 期...
View Article永瀬清子。
日曜、月曜の新聞2紙に、光太郎と交流のあった人々が大きく取り上げられています。それぞれ光太郎、光雲にからめてご紹介下さっています。まずは『読売新聞』さんの日曜版。巻頭2ページにわたる「名言巡礼」という連載があります。全国の美しい風景とともに、毎回一人の人物の残した言葉にスポットを当てる企画です。かつて光太郎や、光太郎と交流の深かった尾崎喜八も取り上げられました。今回は、岡山県赤磐市で、永瀬清子。やは...
View Article細谷而楽。
今週月曜日の『日本経済新聞』さん。文化面で「あをによし奈良への憧憬十選」という連載が為されていて、その9回目です。 あをによし奈良への憧憬十選 9 細谷而楽「翁舞像」 「翁」の面をつけて老人が舞う。「翁」とは「能にして能にあらざる曲」とも呼ばれる神聖な儀式の能曲。演者が神となって言祝(ことほ)ぎ、舞って天下泰平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。...
View Article『少年少女に希望を届ける詩集』 その2。
このブログ、昨日の朝、閲覧数ががっつり跳ね上がりました。この記事を書いている段階では、前日のアクセス解析がまだ集計中なので確認できませんが、どうやら2ヶ月ほど前に書いた「『少年少女に希望を届ける詩集』。」という記事にアクセスが集中したのだと思われます。この記事は、コールサック社さんから刊行された同名の詩集(光太郎を含む近現代物故詩人の詩、各界に呼び掛けて募られた書き下ろしの詩などが掲載されています)...
View Article静岡三島・大岡信ことば館「谷川俊太郎展・本当の事を云おうか・」/第20回TIAA全日本作曲家コンクール入賞者披露演奏会。
昨日は2件、用事を済ませて参りました。まずは静岡県三島市の大岡信ことば館さんで開催中の「谷川俊太郎展 ・本当の事を云おうか・」拝観。光太郎の書簡が展示されているという情報を得たのが数日前、まず間違いはないだろうと思われつつも、若干あやふやな情報だったので、このブログではご紹介していませんでした。 谷川俊太郎展 ・本当の事を云おうか・期 日 : 2016年9月22日(木)~12月25日(日)会 場...
View Article智恵子生誕一三〇年・光太郎没後六〇年記念企画展 智恵子と光太郎の世界。
昨日はまた智恵子の故郷・福島二本松に行っておりました。二本松市歴史資料館および智恵子記念館で、「智恵子生誕一三〇年・光太郎没後六〇年記念企画展...
View Article湯浅譲二氏 「あれが阿多多羅山 バリトンとオーケストラのための~高村光太郎『樹下の2人』による」。
今日は智恵子の命日、「レモンの日」ということもあり、福島ネタを続けます。一昨日、福島の地方紙二紙に以下の記事が載りました。 記念曲を世界初演 郡山市制90周年・合併50年 郡山市制施行90周年・合併50年を記念して同市出身の湯浅譲二氏が作曲した「あれが阿多多羅(あだたら)山」が2日、世界で初めて市民文化センターで演奏された。...
View Article『広報とわだ』 2016年10月号 特集「十和田湖・奥入瀬渓流」。
光太郎最後の大作である「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の建つ、青森十和田市の広報紙『広報とわだ』の今月号で、「特集「十和田湖・奥入瀬渓流」」が6ページにわたって組まれています。十和田湖のシンボル、「乙女の像」に関しても記述があります。■乙女の像 十和田湖の誘客に寄与...
View Article千葉県立美術館企画展「メタルアートの巨人 津田信夫」/第40回千葉県移動美術館(成田会場)「千葉県立美術館コレクション展~港のまちから空のまちへ~」。
千葉県立美術館さんの主催行事を二つ。まずは企画展です。光太郎の実弟にして、鋳金の人間国宝、高村豊周にかかわります。 メタルアートの巨人 津田信夫会 期 : 2016年10月25日(火)~2017年1月15日(日)会 場 : 千葉県立美術館 千葉市中央区中央港1-10-1時 間 : 午前9時~午後4時30分 10月25日のみ午前10時30分開場休 館 : 月曜日 12/28~1/4料 金...
View Article新聞各紙から。
最近、新聞各紙に出た光太郎がらみの記事、コラムをを3本ご紹介します。ネタが少ない時は一つずつご紹介しますが、どうも毎年この時期は「芸術の秋」ということもあり、紹介すべき事項が山積しています。まずは先月末の『日本経済新聞』さん。東京ステーションギャラリーさんで開催中の企画展「動き出す!絵画 ペール北山の夢―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち―」 の紹介です。 大正期の美術 裏方に光...
View Articleいただきもの出版物いろいろ。
各地の皆さんからいろいろな出版物のご寄贈を頂いています。 日本文學誌要 第94号2016年7月23日 法政大学国文学会 非売法政大学さんの文学部日本文学科、大学院日本文学専攻の学生、教員、OB的な方々による法政大学国文学会の紀要です。同大教授・中丸宣明氏のご講演「忘れられた!?文学者たち 野沢一・清水泰夫・羽田中誠など...
View Article河口慧海生誕150年記念事業「慧海と堺展」。
大阪は堺、光太郎の父・光雲がらみの企画展です。 河口慧海生誕150年記念事業「慧海と堺展」期 日 : 平成28年10月26日(水曜)~12月4日(日曜)会 場 : 町家歴史館 清学院 堺市堺区北旅籠町西1丁3-13 10時~17時 町家歴史館 山口家住宅 堺市堺区錦之町東1丁2-31 10時~17時 堺市博物館...
View Article二本松レポート(その1 菊人形/智恵子講座/歴史資料館)。
昨日は福島県二本松市に行っておりました。2日の日曜日に歴史資料館さんでの、「智恵子生誕一三〇年・光太郎没後六〇年記念企画展...
View Article二本松レポート(その2 智恵子記念館/智恵子生家)。
10/10(月・祝)、智恵子の故郷・二本松にて菊人形を拝見、智恵子講座に参加し、さらに歴史資料館さんでの企画展を拝観したあと、旧安達地区の智恵子記念館および隣接する智恵子生家に向かいました。まずは智恵子記念館。歴史資料館さんと2館同時開催、という形で、「智恵子生誕一三〇年・光太郎没後六〇年記念企画展...
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