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Channel: 高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ
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富山県美術館開館記念展 Part 1 生命と美の物語 LIFE - 楽園をもとめて。

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情報を得るのが遅れましたが、光太郎の木彫が出ている企画展です。 
期    日 : 2017年8月26日(土)~11月5日(日)
会    場 : 富山県美術館 富山県富山市木場町3-20
時    間 : 9:30〜18:00
休 館 日  : 水曜日(祝日を除く)、祝日の翌日  9月24日、11月4日は臨時開館
料    金 : 一般1,300円(1,000円)、大学生950円(750円) ( )内は20名以上の団体料金

古来より現在まで、多くの作品が「生命=LIFE」をテーマに生み出されてきました。古今東西の芸術家たちがこのテーマに関心を持ち、作品を通してその本質を明らかにしようとしてきたのは、それが私たち人間にとってもっとも身近で切実なものであったからにほかなりません。
本展は、富山県美術館(TAD)の開館記念展の第一弾として、アートの根源的なテーマである「LIFE」を「『すばらしい世界=楽園』をもとめる旅」ととらえ、「子ども」「愛」「日常」「感情」「夢」「死」「プリミティブ」「自然」の8つの章により構成し、国内外の美術館コレクションの優品を中心とした約170点を紹介するものです。ルノワールなどの印象派から、クリムト、シーレなどのウィーン世紀末美術、ピカソ、シャガールなどの20世紀のモダンアート、青木繁、下村観山などの日本近代絵画、折元立身、三沢厚彦などの現代アートまで、生命と美の深い関わりについて考察し、この富山県美術館でしか体験できない、新たなアートとの出会いを創出します。

イメージ 1


光太郎の木彫「蝉」(大正13年=1924)が出ています。

イメージ 2

複数現存している「蝉」のうち、「1」のナンバーのものですので、「展示作品リスト」には「蝉1」となっています。富山県内の個人の方が所蔵されています。

同館は先月のオープン。その開館記念ということで、気合の入った企画展です。日本中の美術館等から、古今東西かなりの数の名品が集められています。また、同時開催のコレクション展では、東京美術学校で光太郎が彫刻科を卒業したあと入り直した西洋画科での同級生・藤田嗣治の作品が目玉となっています。

お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

はじめて一人は一人となり、 天を仰げば天はひろく、 地のあるところ唯ユマニテのカオスが深い。
詩「脱卻の歌」より 昭和22年(1947) 光太郎65歳

「ユマニテ」は「humanité」、「ヒューマニティー」の仏語です。「卻」は「却」の正字。連作詩「暗愚小伝」を書き終え、自らの戦争責任と、そこに到るこれまでの生涯を振り返り、光太郎は真に自らの進むべき道に開眼します。

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