「女性の生き方、心のあり方 を考える中高年の主婦向け」「時流に流されない、心豊かな生き方や、魅力的な人との出会いを提案していく」「主婦たちに贈るこころマガジン」という『月刊清流』。
最新号の9月号。「詩歌(うた)の小径」という連載で、「あどけない話――高村光太郎」が2ページにわたり掲載されています。
智恵子の故郷・福島二本松にそびえる安達太良山の写真、光太郎との出会いと別れ、詩集『智恵子抄』、そして詩「道程」と「あどけない話」が紹介されています。
他にも光太郎と交流の深かった人物――与謝野晶子から鉄幹への恋文を紹介する記事があったり、オノマトペ(擬音語・擬態語)に関する記事では、宮沢賢治に触れたりするなど、そのあたりも興味比較拝読しました。また、光太郎との関わりはほとんどありませんでしたが、正岡子規に関する特集もありました。
旬の女性たちもたくさん取り上げられています。TBS系のテレビ番組「プレバト!!」中の「俳句の才能査定ランキング」査定人の俳人・夏井いつきさん。それから、当方、柔道経験者なもので、以前から存じていました天野安喜子さん。358年続く花火の宗家「鍵屋」の15代目にして、国際柔道連盟審判員です。
一般書店さんには置いて居らず、オンライン通販か電話での申し込みのみだそうです。当方は雑誌販売サイトのFujisan.co.jpから購入しました。
皆様もぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
五月はしやべる、五月はうたふ。 頬白、せきれい、駒鳥、つばくろ。 まるで少女の遊び時間。
詩「五月のうた」より 昭和15年(1940) 光太郎58歳
もう8月ですが、当方自宅兼事務所周辺、早朝はホトトギスなどの野鳥の声に満ちています。それから2階の戸袋の上に雀が巣を作ってしまいまして、その声も。日が昇る頃にはヒグラシに始まり、やがてミンミンゼミ、アブラゼミたちの大合唱。自然が豊かなのはいいことです。