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Channel: 高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ
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第61回高村光太郎研究会。

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年に一度開催されている高村光太郎研究会の季節がやって参りました。 

第61回高村光太郎研究会

期   日 : 2016年11月19日(土)
時   間 : 午後2時から5時
会   場 : アカデミー茗台 7F 学習室A  東京都文京区春日2‐9‐5 東京メトロ丸の内線茗荷谷下車

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参 加 費 : 500円

<研究発表>
「詩人 宮崎稔―その基礎的考察①―」  高村光太郎研究会会長 野末明氏
「高村光太郎と草野心平 魂の交流」    高村光太郎連翹忌運営委員会代表 小山弘明


毎年ご案内していますが、この会は昭和38年(1963)に、光太郎と親交のあった詩人の故・風間光作氏が始めた「高村光太郎詩の会」を前身とします。その後、明治大学や東邦大学などで講師を務められた故・請川利夫氏に運営が移り、「高村光太郎研究会」と改称、現在は年に一度、研究発表会を行っています。以前は年間数回、勉強会のような形で行われていたようで、そこで61回という回数になっています。

今回は、当方も発表を行います。ちょうど一週間前に、福島県いわき市の草野心平生家において「没後29回忌「心平忌」 第23回心平を語る会」が開催され、やはり当方が講話を仰せつかっています。その内容をベースにした発表です。心平忌の方は一般向け、こちらは研究者向け、という感じです。

ほぼ毎年、この世界の第一人者にして晩年の光太郎本人を知る、当会及び高村光太郎研究会顧問・北川太一先生もご参加下さっていて、貴重なお話を聞ける良い機会です。しかし、そのわりに、参加者が少なく、淋しい限りです。

特に事前の参加申し込み等は必要ありません。直接会場にいらしていただければ結構です。ぜひ足をお運び下さい。終了後には懇親会もあります。
 
研究会に入会せず、発表のみ聴くことも可能です。会に入ると、年会費3,000円ですが、年刊機関誌『高村光太郎研究』が送付されますし、そちらへの寄稿が可能です。当方、こちらに『高村光太郎全集』補遺作品を紹介する「光太郎遺珠」という連載を持っております。その他、北川太一先生をはじめ、様々な方の論考等を目にする事ができます。
 
ご質問等あれば、はこちらまで。


【折々の歌と句・光太郎】

腹へりぬ米(よね)をくれよと我も言ふ人に向はずそらにむかひて
大正13年(1924) 光太郎42歳

昨日から始めまして、しばらく「腹の減る」シリーズの短歌をご紹介します。

大正末期、智恵子も比較的健康で、光太郎は詩文に、彫刻に、充実した毎日を過ごしていました。しかし、赤貧というほどではないにせよ、充分な収入があったとは言い難く、このシリーズの短歌につながっています。

空といえば、昨日の千葉、午前中はまとまった雨でしたが、午後からは晴れ間が広がりました。夕方にはまた彩雲が見えました。

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